【酒蔵ニュース】 |
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味ものるのる『日本酒の秋』 |
冬から春に搾ったお酒は夏を越したことで味ものり、まろやかさも増しました。「秋」、四季の中でも日本酒が一番飲み頃の季節を迎えたといっても良いでしょう。 豊穣の秋ともなれば、平野のいたるところで稲刈りの光景を目にします。そして農作業も一段落すると、今度は紅葉の見頃を迎えます。自然豊かな山形・庄内・酒田がいちだんと錦に輝きを増す季節です。
さて、ご心配をおかけしている放射線物質の問題ですが、原料米については山形県がホームページで公表している通り「不検出」、またわが社の醸造用水も検査してもらったところ「不検出」と、お酒の主な原料になるものについては問題なしと確認できました。当然の結果とはいえ、今年も変わらず安心、安全な原料で酒造りができると、杜氏も胸をなで下ろしています。
蔵の中では、いつもよりやや早めの酒造りが始まっています。人気の辛口純米酒「魔斬」など絶好調の商品もあり、品切れは許されないと予定よりも仕込みが早まりました。 「日本酒の秋」は、流通向けのお酒のきき酒展示会やら、一般向けの楽しむ会のシーズンです。今年の初孫の味や商品を知ってもらうために、営業部員は北に南に、西に東にと飛び回っています。イベントでいただいたお客様の喜びや期待の声が、初孫の酒造りにとって何よりの活力になります。 写真は ・特約店展示会のひとこま ・初孫とライブを楽しむ会in六本木 ・秋あがりとジャズを楽しむ会(ふくはら亭)
■なお、初孫の感謝イベント「酒蔵開放デー」が、11月19日(土)1時より開催されます。どうぞお越しください。
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【蔵人紹介】 |
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◎富樫明くん |
まだまだ若いと思っていた明君ですが、入社して13年がたちました。酒造りではすでにいろいろと任せられている中堅どころ。原料処理から麹造りまで何でもこなせる有望なオールラウンドプレーヤーとして杜氏たちの期待を背負っています。本人は「まだまだ駆け出し」と謙遜していますが・・・。 趣味はスノーボードとドライブ、大好きなスノーボードができる冬が来るのが、今からとても待ち遠しいそうです。 もともと弱かったお酒ですが、諸先輩たちに鍛えられ、今では毎日晩酌を欠かせなくなりました。同級生など若い世代に、日本酒のおいしさを伝えているようです。感心、感心。 なお、杜氏に聞いた富樫明って?「やせの大食い、カラオケが上手」だそうです。
※話しは変わりますが、製造2課の佐藤義徳くんが入籍しました。おめでとうございます。近いうちに幸せ一杯の二人を紙面で紹介したいと思います。
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【山形のうまいもん紹介】 |
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《くじらもち》 |
「くじらもち」は、山形県の新庄市あたりの代表的な銘菓です。その名前から、鯨肉が入っていると誤解されやすいのですが、その由来は「久持良(くじら)餅」長く持ちが良い餅からきたといわれています。 ベースが黒砂糖、みそ、しょうゆなど、またヨモギ入り、クルミ入りなど種類も豊富、そのままや、冷やして、または焼いてお召し上がりください。柔らかかったり固かったりと、食べ方によって食感が違ってとても不思議、しかもおいしいさは「格別だぢゅ」。 江戸時代には、朝鮮から来た人への接待でも出されたという由緒あるお菓子だそうですよ。
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【トピックス】 |
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初孫の歴史と銘柄の由来 |
われわれは当たり前と思っていることでも、「初孫」のことで知られていないことは意外と多いのでは・・・ということで、初孫の歩んできた道と酒名の由来を簡単にご紹介します。 初孫の創業は明治26年(1893年)、港町酒田で廻船問屋を営んでいた初代佐藤久吉が『金久(きんきゅう)』の銘柄でわずか100石ばかりを世に出したのが始まりです。 昭和のはじめ、当家の長男誕生を喜び、誰からも愛され親しまれるようにとの願いを込めて、銘柄を『初孫』とあらためました。 昔ながらの伝統手法「生もと造り」による酒質の確かさで、昭和50年頃からは押しも押されもしない山形を代表する日本酒ブランドとなりました。
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【商品紹介】 |
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生もと純米酒 〜全米日本酒歓評会金賞受賞〜 |
生もと造り一筋の初孫の代表商品「生もと純米酒」が、このたび開催された「第11回全米日本酒歓評会」で3年連続金賞を受賞することができました。 手間暇かけた生もと造りならではの奥深い旨みとすっきりした喉ごし。冷やで良し、燗で良し、その上料理との相性の良さは、右に出るものはありません。これぞ「生もと」の真骨頂!どうぞお試しあれ!
※ラベルの図柄はでんでん太鼓と鯛車、初孫のイメージと結びつく、昭和初期頃のデザインです。 ※1,800ml、720ml、300ml、180mlとフルラインが揃っています。
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