酒米編

酒田市大平地区の美しい姿と
酒米栽培に努力する生産者を紹介。

酒の田んぼ作りをやろう」そんな声が出たのは平成8年(1996年)のこと。
「酒田」は日本で唯一「酒」の名が付く市。その「酒田」で酒米の栽培をするにはどこが良いのか?
そして、酒田市の「大平おおだいら」地区が候補に挙がりました。植える品種は山形県で開発された「出羽燦々(でわさんさん)」という酒米。生産者の皆さんと研究会を作り、肥料のやり方、農薬の使い方、苗の育て方、田植えの行ない方など、品質の高い日本酒になるためにどんな栽培をしたら良いかを議論しあいました。契約栽培を始めてから20年が過ぎました。大平地区の生産者は出羽燦々の酒米栽培に努力し、つねに品質の高い酒米づくりを目標しています。
酒田市大平地区の美しい姿と酒米栽培に努力する生産者を紹介するためにCMを作成しました。出演している生産者は酒米研究会の会長「田村久義」さんです。

庄内砂丘クロマツ林編

写真家「小川勝久」庄内砂丘クロマツ林を撮る
蔵の周辺にひろがるクロマツ林をテーマにしました。

私たちの蔵は、全長30km以上の砂丘地にあります。
砂丘の砂から農地を守るために江戸時代からクロマツの植林が行われてきました。
蔵の周辺は多くの先人たちが苦労して植林した見事なクロマツ林がひろがっています。
このCMフィルムは、日本のデジタル写真の草分け的存在の「小川勝久」さんの写真に込める思いを通して、私たちの目指す酒造りを訴えることをテーマとしました。

寒鱈編

酒田の冬の風物詩「日本海の寒鱈かんだら編」

シベリアからの北風が吹き荒れ、厳しい冷え込みが訪れると、脂の乗った「寒鱈」の季節になります。
冬の風物詩となった庄内一円で開催される日本海寒鱈まつりは毎年1月の中旬に開催されます。
日本海の冬の味覚「寒鱈かんだら=冬に獲れる真鱈」を、身も骨も内臓も余すとこなく大鍋に入れ、味噌仕立てにして豪快に煮た熱々の「寒鱈汁」を降り積もる雪の中で味わいます。