山形県酒造好適米「出羽燦々」が平成9年に種苗登録になる。
新しい品種の開発が進むにつれ、品種が良ければよい米なのかと疑問が呈れるようになり、栽培管理方法に関心をもち
田圃の履歴がわかる地元の農家から理解を得て共に研究会を発足し25年になる。

寒暖の差がある地区で収量を追うのではなく、酒造りに適した大粒の酒米づくりを目指し、植え付ける株数を減らし、肥料もおさえた栽培方法で、長く耕作してきた。本来持っている稲のエネルギーが十分発揮され、稲藁にほんのり甘さも感じられる様になってきた。

その土地で育った酒米と造り手である蔵人の思いは、必ず酒の中にあらわれてくる。その土地空気や水、土の香り、風の香りとなって主張してくる。だからこそ、酒米の栽培から携わり、酒造りの重要な部分から最終工程まで長い工程を見据えて完成させた酒が、未来の夢へとすすんでいく。

今後も、酒田の食文化が愛され、酒田に黄金色の酒米の田園がひろがり、持続継続し愛されていくことに創造していく。